R05A105|令和5年度 准看護師試験 過去問
う蝕(う蝕症)とその看護について、適切なのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、う蝕の進行度、予防、歯科治療後の注意が問われています。
局所麻酔後は口唇や舌、頬粘膜の感覚が鈍くなります。感覚が戻る前に飲食すると、やけどや誤咬の危険があります。
解説
う蝕は、歯垢、プラーク中の細菌が糖質を利用して酸をつくり、歯の硬組織を脱灰することで進行します。予防には、ブラッシング、フッ化物の活用、間食や糖分摂取の調整、定期的な歯科受診が重要です。
う蝕の2度は象牙質まで進行した状態です。エナメル質に限局するものは、より初期のう蝕として扱います。
う蝕の原因にはプラークが関係しますが、看護としての安全な説明として最も重要なのは、局所麻酔後の飲食制限です。局所麻酔を使った治療後は、感覚が戻るまで飲食を避けるよう説明します。感覚がない状態で食べると、頬や舌を噛んだり、熱い飲食物でやけどしたりする危険があります。
含嗽だけでは歯面に付着したプラークを十分に除去できません。予防にはブラッシングが基本です。
患者への説明
「麻酔が効いている間は、唇や頬を噛んでも気づきにくく、熱いものでやけどすることがあります。感覚が戻ってから食べましょう」と説明します。
選択肢の確認
1.う蝕の 2 度はエナメル質に限局したものである。
誤り。
う蝕の2度は象牙質まで進行した状態です。エナメル質に限局したものではありません。
2.原因はプラークである。
誤り。
プラークはう蝕の発生に関係しますが、う蝕は細菌、糖質、歯質、時間などが関係して起こります。この問題では、看護としてより具体的で適切な説明は局所麻酔後の飲食を避けることです。
3.予防には、ブラッシングより含嗽の方が効果的であると説明する。
誤り。
う蝕予防では、歯面のプラークを除去するブラッシングが基本です。含嗽だけでは十分な予防効果は期待できません。
4.治療で局所麻酔を使った場合は、感覚が戻るまで飲食を避けるよう説明する。
適切である。
局所麻酔後は口腔内の感覚が鈍く、誤って頬や舌を噛んだり、熱傷を起こしたりする危険があります。感覚が戻るまで飲食を避けます。
覚えるポイント
- う蝕の2度は象牙質まで進行した状態である。
- う蝕予防はブラッシングが基本である。
- プラークはう蝕に関係するが、糖質や時間なども関わる。
- 局所麻酔後は感覚が戻るまで飲食を避ける。
- 口腔ケアではう蝕、歯周病、誤嚥性肺炎の予防を意識する。