33PM148|第33回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
リハビリテーション・生活支援がん術後・リンパ浮腫乳癌術後リンパ浮腫
次の症例について、問題147、148の問いに答えよ。 「60歳の女性。1年前に乳癌で左乳房全切除および腋窩リンパ節郭清術を受けた。半年前から左上肢に浮腫が出現し、現在は安静臥床でも改善せず圧痕が残る。」 最も適切な治療法はどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、乳癌術後リンパ浮腫に対する治療法を確認します。
リンパ液の還流を促す目的では、リンパドレナージが重要です。
解説
乳癌手術で腋窩リンパ節郭清を受けると、患側上肢のリンパ還流が障害され、リンパ浮腫が生じることがあります。
リンパドレナージは、リンパ液の流れを促すために、適切な方向と軽い圧で行う手技です。圧迫療法、運動療法、スキンケアと組み合わせて行われることがあります。
強い揉捏や不用意な圧迫は皮膚障害や炎症を起こす可能性があるため、リンパ浮腫では慎重な対応が必要です。
施術のポイント
リンパ浮腫では強く揉むよりも、リンパの流れを考えた軽い圧と方向性が重要です。感染兆候がある場合は施術せず医療機関での評価を優先します。
選択肢の確認
1.カイロプラクティック
誤り。
カイロプラクティックは脊柱などの調整を中心とする療法です。リンパ浮腫に対する最も適切な治療法ではありません。
2.スポンディロセラピー
誤り。
スポンディロセラピーは脊髄反射を利用する療法として扱われます。術後上肢リンパ浮腫に対する第一選択的な治療法ではありません。
3.結合織マッサージ
誤り。
結合織マッサージは皮膚や結合組織への反射的作用を期待する手技です。リンパ浮腫の直接的な治療法として最も適切なのはリンパドレナージです。
4.リンパドレナージ
正しい。
リンパドレナージはリンパ液の還流を促す治療法で、乳癌術後の上肢リンパ浮腫に対して最も適切です。
覚えるポイント
- 乳癌術後リンパ浮腫にはリンパドレナージが重要です。
- 圧迫療法、運動療法、スキンケアも組み合わせて考えます。
- 感染兆候がある場合は施術を避け、医療機関での評価を優先します。