32AM25|第32回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
基礎医学生理学循環・呼吸生理
血液のガス運搬について正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、酸素と二酸化炭素の運搬について確認します。
ガス交換では、濃度差、分圧差、拡散、ヘモグロビンとの結合を整理することが重要です。
解説
肺や組織での酸素・二酸化炭素の移動は、主に分圧差による拡散で起こります。能動輸送ではありません。
組織では、細胞の代謝により二酸化炭素分圧が高くなっています。そのため、二酸化炭素は組織から血液へ拡散します。血液中の二酸化炭素は、主に重炭酸イオンとして運ばれ、一部はヘモグロビンと結合して運ばれます。
動脈血の酸素化ヘモグロビンの割合は通常高く、約60%ではありません。パルスオキシメータで測定するSpO2もこの考え方と関係します。
ひっかけポイント
ガス交換の基本は「分圧差による拡散」です。酸素も二酸化炭素も、能動輸送で移動するわけではありません。
選択肢の確認
1.肺における酸素の移動は能動輸送によって行われる。
誤り。
肺胞から血液への酸素移動は、酸素分圧差による拡散で行われます。能動輸送ではありません。
2.組織における二酸化炭素の移動は拡散によって行われる。
正しい。
組織では代謝によって二酸化炭素分圧が高くなるため、二酸化炭素は組織から血液へ拡散します。
3.静脈血では二酸化炭素はアルブミンと結合して運ばれる。
誤り。
二酸化炭素は主に重炭酸イオンとして運ばれ、一部はヘモグロビンと結合して運ばれます。アルブミンとの結合が主な運搬形式ではありません。
4.動脈血における酸素化ヘモグロビンの割合は約60%である。
誤り。
正常な動脈血の酸素化ヘモグロビンの割合は通常高く、約60%では低すぎます。SpO2では一般に90%台後半が目安になります。
覚えるポイント
- 酸素と二酸化炭素の移動は、分圧差による拡散です。
- 二酸化炭素は主に重炭酸イオンとして運ばれます。
- 動脈血の酸素化ヘモグロビン割合は通常高値です。