34AM15第34回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

解剖学筋骨格・末梢神経上肢神経・腹壁・内転筋管・仙骨神経叢

上肢の神経の走行について正しいのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、上肢の主要神経と骨の位置関係が問われています。

特に、橈骨神経が上腕骨体後面の橈骨神経溝を走ることは頻出です。神経損傷の部位と症状を結びつけて覚えると理解しやすくなります。

解説

橈骨神経は腕神経叢の後神経束から出て、上腕骨体後面の橈骨神経溝を通ります。そのため、上腕骨骨幹部骨折では橈骨神経損傷を起こしやすく、手関節や指の伸展障害、いわゆる下垂手がみられることがあります。

尺骨神経は上腕骨の内側上顆後面を通ります。外側上顆ではありません。正中神経は上腕の前面を走行し、手根管を通って手に入ります。筋皮神経は烏口腕筋を貫き、上腕前面の筋を支配します。

ひっかけポイント
尺骨神経は「内側上顆後面」、橈骨神経は「上腕骨体後面」と覚えます。内側と外側の取り違えに注意します。

選択肢の確認

1.筋皮神経は上腕骨解剖頸に沿って走行する。
誤り。
筋皮神経は烏口腕筋を貫き、上腕前面の屈筋群に分布します。上腕骨解剖頸に沿って走行する代表的な神経ではありません。

2.正中神経は上腕骨結節間溝を通る。
誤り。
正中神経は上腕から前腕前面を通り、手根管を通って手に入ります。上腕骨結節間溝を通る代表的な構造ではありません。

3.尺骨神経は上腕骨外側上顆後面を通る。
誤り。
尺骨神経は上腕骨の外側上顆ではなく、内側上顆後面を通ります。肘をぶつけたときにしびれやすい部位としても知られます。

4.橈骨神経は上腕骨体後面を通る。
正しい。
橈骨神経は上腕骨体後面の橈骨神経溝を走行します。上腕骨骨幹部骨折で損傷されやすい神経です。

覚えるポイント

  • 橈骨神経は上腕骨体後面の橈骨神経溝を通ります。
  • 尺骨神経は上腕骨内側上顆後面を通ります。
  • 正中神経は手根管を通ります。
  • 筋皮神経は上腕前面の屈筋群に関係します。
  • 神経の走行は、骨折や絞扼障害と関連づけて覚えます。

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