33PM100|第33回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
東洋医学概論臓腑病証・経脈病証肺腎陰虚・肺経病証
次の症例で最も適切な臓腑病証はどれか。「75歳の男性。夜間の頻尿と咳で不眠が続いている。口が乾き、から咳がみられ、腰膝酸軟と盗汗を伴う。舌質は痩、脈は細を認める。」
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
症例の肺症状と腎症状を拾い、陰虚の所見で統合する問題です。から咳・口乾は肺陰虚、夜間頻尿・腰膝酸軟は腎の失調、盗汗・痩舌・細脈は陰虚を示します。
解説
この症例では、口乾と痰の少ないから咳が肺陰不足を示します。さらに、夜間頻尿と腰膝酸軟は腎の機能低下を示し、盗汗、痩せた舌、細脈は陰液不足を裏付けます。
肺と腎は呼吸と津液代謝の面で相互に関係し、両者の陰が不足した肺腎陰虚と判断します。
選択肢の確認
1.心腎不交:誤り。心腎不交では不眠、心煩、動悸、腰膝酸軟などがみられますが、から咳を中心とする肺陰虚所見を十分に説明できません。
2.心肝血虚:誤り。心肝血虚では動悸、不眠、眩暈、目の乾燥、筋のひきつりなどが中心です。
3.肺脾気虚:誤り。肺脾気虚では咳、息切れ、食欲不振、軟便、倦怠感、淡舌、弱脈などが中心で、盗汗や痩舌という陰虚所見に合いません。
4.肺腎陰虚:正しい。肺陰虚のから咳・口乾と、腎陰虚の腰膝酸軟・盗汗がそろうため正しいです。
覚えるポイント
- から咳・口乾は肺陰虚。
- 腰膝酸軟・夜間頻尿は腎の失調。
- 盗汗・痩舌・細脈は陰虚を示す。