32AM49|第32回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
医療概論・衛生学・公衆衛生学・関係法規感染対策・衛生手指消毒・ノロウイルス対応
介護保険施設でノロウイルス感染症が発生した。感染を拡大させないための対応として適切なのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、ノロウイルス感染症の施設内感染対策が問われています。
ノロウイルスにはアルコール消毒が効きにくく、環境消毒には次亜塩素酸ナトリウムが重要です。
解説
ノロウイルスは感染力が強く、嘔吐物や便に大量に含まれます。介護保険施設では、集団感染を防ぐため、迅速で適切な処理が必要です。
感染者の居室や汚染環境は、次亜塩素酸ナトリウムを用いて清拭します。嘔吐物は乾燥するとウイルスが空気中に拡散しやすくなるため、乾燥前に処理します。
リネン類は十分な熱水消毒や次亜塩素酸ナトリウム処理を行います。60℃では条件によって不十分なことがあり、より確実な加熱条件が必要です。食器もアルコールではなく、適切な洗浄・消毒を行います。
感染対策のポイント
ノロウイルスでは、手袋・マスク・エプロン、換気、嘔吐物の迅速処理、次亜塩素酸ナトリウム消毒が重要です。
選択肢の確認
1.感染者の居室は次亜塩素酸ナトリウムで清拭する。
正しい。
ノロウイルスの環境消毒には次亜塩素酸ナトリウムが有効です。居室や汚染部位の清拭に用います。
2.感染者の吐物は乾燥してから処理する。
誤り。
吐物が乾燥するとウイルスが飛散し、感染拡大の原因になります。乾燥前に速やかに処理します。
3.感染者が使用したリネンは60℃の加熱処理を行う。
誤り。
ノロウイルス対策では、リネンの熱処理はより確実な温度・時間条件が必要です。60℃では不十分となる可能性があります。
4.感染者が使用した食器はアルコールで消毒する。
誤り。
ノロウイルスはアルコールに抵抗性があります。食器は十分な洗浄と適切な消毒・加熱を行います。
覚えるポイント
- ノロウイルスにはアルコールが効きにくいです。
- 環境消毒には次亜塩素酸ナトリウムを用います。
- 嘔吐物は乾燥前に処理します。
- 施設では標準予防策と接触感染対策を徹底します。