32AM44|第32回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
臨床医学総論症候・身体所見ホルネル症候群・せん妄・貧血所見
縦隔腫瘍でみられるのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、縦隔腫瘍が周囲の神経や血管を圧迫したときに起こる症候を選びます。
縦隔腫瘍では交感神経路が障害され、ホルネル症候群をきたすことがあります。
解説
縦隔は胸腔の中央部にあり、心臓、大血管、気管、食道、神経などが存在します。縦隔腫瘍が大きくなると、周囲組織を圧迫してさまざまな症状を起こします。
ホルネル症候群は、交感神経障害により起こる症候で、縮瞳、眼瞼下垂、発汗低下などがみられます。胸部や頸部の腫瘍が交感神経路を障害すると出現することがあります。
眼振は前庭系や小脳の障害、ベル現象は顔面神経麻痺でみられる所見、眼球突出はバセドウ病などで重要です。
ひっかけポイント
縦隔腫瘍では、反回神経麻痺、上大静脈症候群、ホルネル症候群など、周囲構造の圧迫症状を考えます。
選択肢の確認
1.眼振
誤り。
眼振は前庭系や小脳の障害でみられます。縦隔腫瘍に特徴的な所見ではありません。
2.ベル現象
誤り。
ベル現象は顔面神経麻痺で閉眼しようとした際に眼球が上転する所見です。縦隔腫瘍の代表所見ではありません。
3.眼球突出
誤り。
眼球突出はバセドウ病などでみられます。縦隔腫瘍で最も典型的に選ぶ所見ではありません。
4.ホルネル症候群
正しい。
縦隔腫瘍が交感神経路を障害すると、縮瞳、眼瞼下垂、発汗低下などを示すホルネル症候群がみられることがあります。
覚えるポイント
- 縦隔腫瘍では周囲組織の圧迫症状が重要です。
- ホルネル症候群は交感神経障害で起こります。
- ホルネル症候群では縮瞳、眼瞼下垂、発汗低下を押さえます。
- ベル現象は顔面神経麻痺、眼球突出はバセドウ病で考えます。