46PM54|第46回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
クランプメータは回路に生じる磁界を利用して電流を測定する。クランプメータを用いてある装置の消費電流を測定する際に、適切なクランプの輪の通し方はどれか。

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正解: 1・5
正答
1、5
この問題のポイント
装置の消費電流をクランプメータで測るときは、往路と復路のどちらか一方の電源線だけを輪に通します。図では100 V側だけを通すAと、0 V側だけを通すEの両方が適切です。
解説
クランプメータは、輪の中を通る導線の電流が作る磁界を検出します。単相2線式回路では、100 V側を装置へ流れる電流と0 V側を電源へ戻る電流は、通常ほぼ同じ大きさで向きが反対です。
一方の導線だけを輪に通せば、その導線を流れる電流を測定できます。このため、100 V側だけを通すAでも、0 V側だけを通すEでも装置の消費電流を測れます。
100 V側と0 V側を同時に通すと、反対向きの電流が作る磁界が相殺されます。表示されるのは両電流の差に相当する成分であり、消費電流ではありません。保護接地線だけを通した場合は、保護接地線へ流れる漏れ電流に関係する測定になります。
測定上の原則
クランプメータで負荷電流を測るときは、ケーブル全体ではなく一本の電流経路だけを挟みます。往路と復路をまとめて挟む方法は、差電流を利用した漏れ電流測定の考え方です。
選択肢の確認
1.A(100 V側のみ)
正しい。往路の電源線一本だけを通すため、装置へ流れる電流を測定できます。
2.B(100 V側と0 V側)
誤り。往路と復路の磁界が互いに打ち消し合い、消費電流を示しません。
3.C(100 V側と0 V側と保護接地線)
誤り。全導体の電流の代数和を見る配置であり、装置の消費電流測定にはなりません。
4.D(保護接地線のみ)
誤り。保護接地線を流れる電流は主に漏れ電流であり、負荷の消費電流ではありません。
5.E(0 V側のみ)
正しい。復路の電源線一本だけを通しても、往路と同じ大きさの負荷電流を測定できます。
覚えるポイント
- 消費電流は電源線の一本だけをクランプする。
- 100 V側だけでも0 V側だけでも測定できる。
- 往路と復路を一緒に通すと磁界が相殺される。
- 保護接地線だけの測定は消費電流測定ではない。
