46AM48|第46回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
完全体外循環において酸素の需要と供給のバランスを表す測定項目はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、人工心肺・補助循環の完全体外循環中に、酸素の需要と供給のバランスを表す指標が問われています。各指標が何を反映するかを区別することがポイントです。
解説
体(組織)は酸素を消費しています。送られた酸素のうち、どれだけ使われずに残っているかを見ると、酸素の供給と需要のバランスが分かります。
これを表すのが**混合静脈血酸素飽和度(S-vO2)**です。S-vO2は、全身を巡って心臓に戻ってきた静脈血の酸素飽和度です。
- 組織への酸素供給が十分で、消費とのバランスがよければ、戻ってくる血液にも酸素が残り、S-vO2は高めになります。
- 供給が不足したり消費が増えたりすると、組織が酸素を多く取り込むため、戻る血液の酸素は減り、S-vO2は低下します。
完全体外循環では、人工心肺の送血流量が足りているか、酸素供給が需要に見合っているかを判断する指標としてS-vO2が重視されます。
ME機器管理での注意点
体外循環では、流量・圧・酸素化・温度などを総合的に見ます。なかでもS-vO2は、全身への酸素供給が需要に足りているかを示す重要な指標です。
選択肢の確認
1.混合静脈血酸素飽和度(S−vO2)
正しい。
全身を巡って戻った静脈血の酸素飽和度で、酸素の供給と需要のバランスを反映します。低下は供給不足や消費増加を示します。
2.動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)
誤り。
PaCO2は主に換気(CO2排出)の状態を反映する指標で、酸素の需給バランスを直接表すものではありません。
3.平均動脈圧(MAP)
誤り。
MAPは血圧(灌流圧)の指標で、酸素供給の一因ではありますが、需要とのバランスそのものを表す指標ではありません。
4.中心静脈圧(CVP)
誤り。
CVPは循環血液量や右心系への戻りやすさを反映する圧の指標で、酸素需給バランスを表すものではありません。
5.動脈血のpH
誤り。
pHは酸塩基平衡を反映する指標です。酸素需給の乱れが間接的に影響することはありますが、需給バランスを直接表す指標ではありません。
覚えるポイント
- 酸素の需要と供給のバランスを表すのは混合静脈血酸素飽和度(S-vO2)。
- S-vO2の低下は、酸素供給不足または消費増加を示す。
- PaCO2は換気、MAPは灌流圧、CVPは静脈還流、pHは酸塩基平衡を反映する。
- 体外循環では流量・圧・酸素化・温度とあわせてS-vO2を監視する。