45PM55|第45回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
病室の心電図モニタの画面が突然暗くなって何も映らなくなった。初期対応で不適切なのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、心電図モニタの画面が突然暗くなり、何も映らないときの初期対応が問われています。
ポイントは、異常がどこで起きているかを切り分けることです。
- 画面そのものが暗い:モニタ本体の電源、AC電源、コンセント、停電、表示部の異常を考える。
- 波形だけが出ない:電極外れ、リード線外れ、送信機の電池切れ、電波受信不良を考える。
この問題では、画面が暗くなって何も映らないとあります。
したがって、まず確認すべきなのはモニタ本体や電源系です。
送信機の電池切れでは、通常はモニタ画面そのものが暗くなるのではなく、心電図波形が表示されない、送信機電池低下の表示が出る、受信できないなどの症状になります。
そのため、初期対応として「送信機の電池を交換」は不適切です。
解説
病室の心電図モニタが突然暗くなった場合、最初に考えるべきことは電源供給の異常です。
心電図モニタは、患者の心拍や不整脈を連続監視する重要な機器です。
画面が消えると、患者状態の監視ができなくなるため、落ち着いて原因を切り分けます。
まず確認する流れは次のようになります。
- 患者の状態を確認する。
- 電源プラグが抜けていないか確認する。
- AC電源ランプが点灯しているか確認する。
- 同室の他の医療機器も停止していないか確認し、停電や電源系統の異常を考える。
- 必要に応じて本体の再起動や代替モニタの準備を行う。
ここで、送信機の電池交換は、主にテレメータ送信機からの信号が来ない場合に考える対応です。
モニタ本体の画面が暗くなっている状況では、最初に行う対応としては優先順位が低く、不適切です。
ひっかけポイント
「心電図が映らない」と「モニタ画面が暗い」は原因が異なります。
波形だけが出ないなら電極、リード線、送信機、電波を考えます。
画面自体が暗いなら、まず電源、本体、停電を確認します。
ME機器管理での注意点
生体情報モニタのトラブルでは、機器だけを見ず、最初に患者の状態を確認します。
そのうえで、電源、接続、表示、アラーム、代替手段を順に確認します。
選択肢の確認
1.コンセントから電源プラグが抜けていないかを確認
適切です。
画面が暗くなり何も映らない場合、モニタ本体に電源が供給されていない可能性があります。電源プラグが抜けていないか、コンセントにしっかり差し込まれているかを確認することは初期対応として適切です。
2.同室の医療機器が動作しているかを確認
適切です。
同室の他の医療機器も停止している場合、病室全体の停電、ブレーカ、電源系統の異常が考えられます。心電図モニタ単独の故障なのか、電源設備側の問題なのかを切り分けるために有用な確認です。
3.AC 電源ランプの点灯を確認
適切です。
AC電源ランプは、モニタ本体に交流電源が供給されているかを確認する手がかりになります。画面が暗いときに、AC電源ランプが点灯しているかを確認することは初期対応として適切です。
4.送信機の電池を交換
正答。不適切です。
送信機の電池切れは、テレメータの信号が受信できない、心電図波形が表示されない、送信機電池低下の表示が出る、といった状況で考えます。今回のようにモニタ本体の画面が突然暗くなって何も映らない場合は、まず電源や本体側の異常を疑うべきです。したがって、初期対応としては不適切です。
5.本体を再起動
適切です。
電源プラグ、AC電源、周囲の電源状況などを確認したうえで、本体の一時的な動作不良が疑われる場合には再起動を行うことがあります。ただし、患者監視が途切れるため、患者状態の確認や代替監視の準備をしながら行うことが重要です。
覚えるポイント
- 画面が暗い場合は、まず電源系統を確認する。
- 心電図波形だけが出ない場合は、電極、リード線、送信機、電波を確認する。
- 送信機の電池切れでは、モニタ画面そのものが暗くなるとは限らない。
- 生体情報モニタのトラブルでは、最初に患者状態を確認する。
- 電源プラグ、AC電源ランプ、同室機器の動作確認は、停電や電源異常の切り分けに重要である。
- 患者監視ができない場合は、代替モニタや応援要請も考える。