45PM27|第45回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
図の装置は何か。

解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、医用画像機器の外観から装置名を判断します。
図でまず注目するポイントは、次の3つです。
- 装置全体がC字型のアームになっている。
- C字アームの両端に、向かい合う部品が付いている。
- 患者をアームの間に入れて、X線を照射しながら画像を得る構造である。
この形状は、手術室や血管造影、整形外科領域などで使われるX線透視装置、特にCアーム型X線透視装置の特徴です。
解説
X線透視装置は、X線を用いて体内の様子をリアルタイムに観察する装置です。
静止画像を撮影する単純X線撮影と異なり、透視では連続的またはパルス状にX線を照射して、動きのある画像を確認できます。
図の装置は、C字型のアームをもち、その両端にX線を出す側と画像を受け取る側が向かい合うように配置されています。
この構造により、患者の周囲でアームの角度を変えながら、さまざまな方向から透視画像を得ることができます。
代表的な用途には、次のようなものがあります。
- 骨折整復や整形外科手術中の位置確認
- カテーテルやガイドワイヤの位置確認
- 血管造影やインターベンション治療
- 造影剤を用いた消化管や胆道などの観察
図で見るポイント
C字型のアームに、X線管と検出器が向かい合って付いている装置は、X線透視装置と判断します。
第2種MEでは、PET、MRI、ガンマカメラ、マンモグラフィとの外観の違いを押さえると得点しやすくなります。
安全管理上のポイント
X線透視装置は放射線を使用します。透視時間を短くする、照射野を必要最小限にする、防護具を使用するなど、患者と医療従事者の被ばく低減が重要です。
選択肢の確認
1.PET 装置
誤り。
PET 装置は、陽電子放出核種を含む放射性医薬品を投与し、体内から放出される消滅放射線を検出して画像化する装置です。外観は一般に、患者寝台がリング状の検出器の中を通る形です。図のようなC字型アームのX線装置ではありません。
2.MRI 装置
誤り。
MRI 装置は、強い磁場と電波を用いて体内を画像化する装置です。代表的な外観は、患者がトンネル状の大きな磁石の中に入る構造です。図のようなC字型アームでX線を照射する装置ではありません。
3.ガンマカメラ
誤り。
ガンマカメラは、体内に投与した放射性医薬品から放出されるガンマ線を検出して画像化する核医学装置です。検出器ヘッドを患者に近づけて撮像しますが、図のようなCアーム型のX線透視装置とは目的も構造も異なります。
4.X 線透視装置
正しい。
図の装置は、C字型のアームをもち、X線を出す側と画像を受ける側が向かい合う構造です。患者をその間に置き、リアルタイムにX線透視画像を得る装置であるため、X線透視装置が正答です。
5.マンモグラフィ装置
誤り。
マンモグラフィ装置は、乳房を圧迫板で挟み、乳房専用のX線撮影を行う装置です。乳房を固定・圧迫する構造が特徴であり、図のようなC字型アームで全身の透視や術中確認を行う装置ではありません。
覚えるポイント
- X線透視装置は、X線で体内をリアルタイムに観察する装置である。
- C字型アームをもつ装置は、Cアーム型のX線透視装置を考える。
- Cアームの両端には、X線を出す側と画像を受ける側が向かい合って配置される。
- PET 装置はリング状検出器で、放射性医薬品からの消滅放射線を検出する。
- MRI 装置は強い磁場と電波を用いるため、トンネル状の大きな磁石が特徴である。
- マンモグラフィ装置は乳房を圧迫して撮影する乳房専用X線装置である。
- X線透視では、透視時間短縮、照射野の絞り、防護具の使用など、被ばく低減を意識する。
