115PM010|第115回 看護師国家試験 過去問
チーム医療で適切なのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2.チームメンバー間で目標を共有する
この問題のポイント
チーム医療の核心は「患者中心」であり、多職種が協力して患者のケアを計画・実施する際、共通の目標を明確に共有することです。その目標がなければ、各職種の行動が分散し、ケアの整合性や安全性が損なわれます。
解説
チーム医療とは、医師・看護師・薬剤師・理学療法士・作業療法士・管理栄養士・MSWなど、専門性の異なる職種が一つの患者を対象に協働してケアを行う仕組みです。この中で最も重要なのは、患者の状態や希望、生活背景を踏まえて、全メンバーが共通の目標を認識・共有することです。この目標共有により、各職種は自らの専門性を活かしながらも、他職種と連携したケアが可能になります。厚生労働省のガイドラインでも、情報・目標の共有がチーム医療の基本的要件とされています。目標が共有されなければ、治療計画がバラバラになり、患者の安全や満足度に直接影響します。
選択肢の確認
1.目標は医師の方針が優先される。:誤り。チーム医療では医師の判断が重要だが、目標設定は患者の価値観や家族の意見をもとに多職種が協議して決定する。医師主導ではなく、対等な協働が求められる。
2.チームメンバー間で目標を共有する。:正解。目標共有はチーム医療の根幹であり、ケアの一貫性と安全性を確保するための必須条件。
3.チームリーダーは看護師に固定する。:誤り。リーダーは患者の状況に応じて医師やMSW、理学療法士など、適した職種が担う。固定化は適切ではない。
4.経験年数が同等の者でチームを構成する。:誤り。チームの質は専門性の違いに依存し、経験年数の同等は必要ない。むしろ、若手と熟練者の共存が知識の共有を促進する。
覚えるポイント
チーム医療で最も大切になるのは「共通の目標の共有」です。患者の視点に立って、全職種が同じ方向に向かって行動できる環境が、安全で質の高い医療を実現します。