114PM080|第114回 看護師国家試験 過去問
日本の人口動態統計の死因別死亡率の年次推移をグラフに示す。 C の死因はどれか。

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正解: 2
正答
2.老 衰
この問題のポイント
近年の日本の死因別死亡率の変化において、特に2010年代後半から顕著に増加している「老衰」の死亡率は、高齢化の進行と診断慣行の変化が背景にある。この急上昇のトレンドは、死因別死亡率のグラフでCの線に明確に見られる。他の死因と比較して、このパターンは一貫して特徴的であり、公衆衛生の試験で頻出する重要な知識である。
解説
Cの死亡率は、2003年から2022年にかけて約20から140へ急増する傾向を示している。この急激な上昇は、高齢化が進む中で「老衰」という診断がより多く用いられるようになったことに由来する。特に2018年以降、脳血管疾患を上回る勢いを見せ、近年は心疾患に次ぐ重要な死因となっている。一方、悪性新生物は常に最上位を維持しており、心疾患や脳血管疾患は緩やかな上昇または減少傾向にある。肺炎は2010年代後半以降減少傾向にあり、脳血管疾患は減少継続している。したがって、Cの急上昇パターンに一致するのは「老衰」のみ。
選択肢の確認
1.肺 炎 pneumonia:2000年代に上昇したが、2010年代後半以降減少傾向にあり、急上昇とは異なる。
2.老 衰:2010年代後半から急増し、近年は第3位を上回る勢いを示す。Cの線に完全に一致。
3.心疾患 heart disease:緩やかな上昇を続け、2010年代後半以降も安定した上昇だが、急上昇ではない。
4.脳血管疾患 cerebrovascular disease:1970年代までトップだったが、近年は減少傾向にある。
5.悪性新生物〈腫瘍〉 malignant neoplasm:1981年以降一貫して最上位を維持しており、Cの急増とは異なる。
覚えるポイント
「2010年代後半からの急増」がキーワード。高齢化と診断慣行の変化が背景。他の死因は上昇・減少のパターンが異なるため、Cの線は「老衰」にのみ該当。