114PM024第114回 看護師国家試験 過去問

1回の鼻腔内吸引で陰圧をかける時間の目安として適切なのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正答

1.10 秒以内

この問題のポイント

鼻腔内吸引における陰圧の持続時間は、患者の呼吸管理と粘膜保護に直接関与するため、極めて重要です。長時間の吸引は低酸素血症や迷走神経反射を引き起こすリスクを高め、気道粘膜の損傷や出血を誘発する可能性があります。そのため、陰圧をかける時間は「10秒以内」という原則が国際的なガイドラインおよび臨床実務で確立されています。

解説

鼻腔内吸引は、気道の分泌物を機械的に除去するための手技ですが、陰圧をかける間は患者の呼吸が一時的に抑制されます。このため、吸引時間は極めて短く、10秒以内(一般的には10〜15秒)が推奨されます。この時間範囲内では、酸素供給の維持、呼吸の安定、粘膜の損傷を防ぐことが可能になります。吸引前にSpO2と呼吸状態を確認し、必要に応じて酸素補充を行うことが求められます。

選択肢の確認

1.10 秒以内:低酸素や粘膜損傷を防ぐため、標準的な時間。臨床的に適切。
2.20〜25 秒:時間が長く、呼吸抑制が強まり、SpO2低下や徐脈のリスクが高まる。不適切。
3.30〜35 秒:明らかな過剰時間で、粘膜損傷や呼吸停止のリスクが極めて高い。不適切。
4.40〜45 秒:成人では呼吸が維持できないほど長く、臨床的に実施できない。不適切。

覚えるポイント

「10秒以内で吸引、呼吸確認後再実施」は、鼻腔内吸引の基本ルールです。短時間で効果的に分泌物を除去し、患者の呼吸状態を常に確認することが、安全な看護ケアの鍵となります。

114PM023114PM025
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)