114AM072|第114回 看護師国家試験 過去問
社会生活技能訓練〈SST〉について正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
SST(社会生活技能訓練)は、認知行動療法の理論をもとにした対人関係や日常生活におけるスキルの習得を目的としたリハビリテーション技法です。問題の核心は「理論的基盤」と「目的」の明確な区別です。生活リズムの調整やレクリエーションとは異なり、対人スキルの獲得が中心です。
解説
社会生活技能訓練(SST)は、リバーマンらが提唱した技法で、認知の修正と適切な行動様式の獲得を重視します。ロールプレイ、モデリング、行動リハーサル、正のフィードバック、宿題などを通じて、患者が対人関係や社会的場面での行動を学びます。このプログラムは、認知行動療法の理論を基盤として構成されており、患者の「考え方」を変えることによって行動の改善を図ります。治療現場では、統合失調症やうつ病、社交不安症などの患者に実施され、医療報酬上も入院生活技能訓練療法として算定されています。
選択肢の確認
1.認知行動療法の1つである。:正しい。SSTは認知行動療法の理論を基盤としており、認知の修正を通じた行動の獲得を目指す。
2.生活リズムの改善が目的である。:間違っている。生活リズムの調整は生活療法や作業療法の目的であり、SSTの直接的な目的ではない。
3.レクリエーション活動を中心に行う。:間違っている。レクリエーションは娯楽的要素であり、SSTはスキル学習を目的とした構造化された訓練である。
4.アウトリーチによる支援が原則である。:間違っている。アウトリーチも実施されるが、原則としての支援とは言えない。
覚えるポイント
SSTは「認知行動療法に基づくスキル学習」として覚える。生活リズムやレクリエーションとは目的が異なるため、誤解を避けよう。対人関係における行動の改善が鍵。