113PM100第113回 看護師国家試験 過去問

次の文を読み100〜102 の問いに答えよ。 A ちゃん(0歳、女児)は、頭痛、食欲不振、全身7怠感、肉眼的血尿および両眼 瞼の浮腫を主訴に来院した。1か月前に扁桃炎 tonsillitis に罹患した以外は既往歴に特記すべき ことはない。扁桃炎 tonsillitis は抗菌薬を内服し軽快した。検査の結果、溶連菌感染後 poststreptcoccal 急性糸球体腎炎と acute glomerulonephritis 診断されて入院した。入院時、A ちゃんは体温36.6 ℃、呼吸数 20/分、心拍数84/分、血圧130/80 mmHg で、床上安静の指示が出された。 A ちゃんの入院時の看護計画で適切なのはどれか。

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正解: 2

正答

2.1日3回の血圧測定を行う。

この問題のポイント

急性糸球体腎炎の急性期では、高血圧が合併症のリスクを大きく引き上げます。特に高血圧性脳症や急性心不全の発症を早期に察知できるよう、継続的で頻回の血圧監視が看護計画の中心となります。入院時の血圧130/80 mmHgは小児の正常値範囲を上回り、変動を把握するための定期的な測定が不可欠です。

解説

Aちゃんの主訴には浮腫と肉眼的血尿があり、診断は溶連菌感染後急性糸球体腎炎です。この疾患の三主徴(血尿、浮腫、高血圧)のうち、高血圧は合併症を引き起こす危険性が高く、その進行を早期に把握するため、1日3回の血圧測定が適切です。安静、水分・塩分制限、適切な栄養管理が併せて求められますが、最も優先されるのは血圧の変動を常に監視することです。

選択肢の確認

1.水分摂取を促す。:急性期には体液貯留が起こり、浮腫や高血圧を悪化させるため、水分摂取を促すのは不適切。
2.1日3回の血圧測定を行う。:高血圧の変動を早期に把握し、合併症予防に貢献するため、適切な看護計画。
3.食事の持ち込みを許可する。:塩分やタンパク質の管理が困難で、治療食の効果を損なうため、不適切。
4.腰部に消炎鎮痛薬を貼用する。:腰痛の訴えなし、かつNSAIDsは腎血流を低下させ、腎機能を悪化させるため、避けるべき。

覚えるポイント

「高血圧は危険な合併症のサイン」として、頻回の血圧測定を「最初の看護行動」として覚えてください。急性期の看護では、合併症の予防が優先されるため、血圧管理は最も重要な観察項目です。

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