113PM038第113回 看護師国家試験 過去問

健康な成人の皮膚で正しいのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

健康な成人の皮膚に関する基本的な知識を問う問題で、表皮の構造、汗腺の分布、pHの性質、皮膚成分の機能の理解が求められます。特に、汗腺の種類とその分布に関する正確な知識が鍵となります。

解説

外陰部にアポクリン汗腺が存在することは、医学的に確認されています。アポクリン汗腺は腋窩、外陰部、乳輪、外耳道などに限局して分布し、思春期以降に活動が増加します。その分泌物は脂質やタンパク質を含み、皮膚常在菌によって分解され、特有の体臭を生じます。このことから、選択肢2は正確です。

一方、選択肢1では「垢として剥がれ落ちるのは基底層」と誤りがあります。実際には、角質層の細胞が最終的に剥がれ落ち、その過程で約28日周期でターンオーバーが行われます。基底層は新しい細胞の生成場所であり、脱落とは関係ありません。

選択肢3は皮膚表面のpHについて誤りです。健康な皮膚はpH4.5〜6.0の弱酸性を保ち、この酸性環境が病原菌の定着を防ぐ「酸外套」として機能しています。アルカリ性になるとバリア機能が低下します。

選択肢4では、紫外線を吸収するのはメラニンで、ケラチンは角質や毛・爪の構成タンパクで、紫外線吸収機能は持ちません。

選択肢の確認

1.垢として剝がれ落ちるのは基底層である。:剥がれ落ちるのは角質層であり、基底層は生成場所。
2.外陰部にはアポクリン汗腺が存在する。:正しい。限局部位に分布し、機能が活発になる。
3.皮膚表面は弱アルカリ性である。:皮膚は弱酸性であり、アルカリ性は誤り。
4.ケラチンは紫外線を吸収する。:紫外線吸収はメラニンによるもので、ケラチンは物理的強度を担う。

覚えるポイント

アポクリン汗腺は「腋・外陰・乳輪・外耳道」の4か所に限って存在。皮膚のpHは酸性、ケラチンは強度を保つが紫外線吸収はメラニンに任せる。

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