113AM044第113回 看護師国家試験 過去問

尋常性乾癬の psoriasis vulgaris 患者への説明で正しいのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

尋常性乾癬の治療において、皮膚の保護に重要な役割を果たす「機械的刺激の回避」が問われています。特に、患部に摩擦や圧迫が加わると新たな病変が出現する「ケブネル現象」が特徴です。この現象を理解し、日常的な生活習慣やケアにおいてその影響を防ぐことが、患者安全と症状管理に直結します。

解説

尋常性乾癬は、紅斑の上に銀白色の鱗屑が付着する疾患で、約9割を占めます。この病態では、患部に触れたり、衣類や布団による圧迫、摩擦が加わると、新たな皮膚の異常が誘発されることがあります。そのメカニズムは「ケブネル現象」と呼ばれ、機械的刺激を避けることで、病変の拡大を防ぐことができます。そのため、患部を覆うことで、掻くことや摩擦を防ぎ、皮膚の修復を支援することが推奨されます。

選択肢の確認

1.患部に日光を当てない。:真実とは異なる。適度な日光曝露(特にUVB)は治療効果をもたらすため、完全に避けるべきでない。
2.搔痒感があるときは患部を温める。:間違誤。加温はヒスタミンの放出を促し、かゆみを悪化させる。冷罨法が適切。
3.機械的刺激が加わらないよう患部を覆う。:正しい。ケブネル現象のため、摩擦や圧迫を避けることが皮膚保護に有効。
4.落屑が多いときは蛋白質の摂取を減らす。:間違誤。皮膚のターンオーバー亢進により蛋白質消費が増すため、むしろ良質な蛋白質の摂取が重要。

覚えるポイント

「掻かない」ためには「覆う」。乾癬の患者は、機械的刺激を避け、患部を守ることが最も効果的です。日常のケアで「触れず、覆う」を意識することで、症状の進行を防ぎ、患者の生活の質を高めることができます。

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