113AM040第113回 看護師国家試験 過去問

鼻中隔前方からの出血への対応で正しいのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

鼻中隔前方からの出血は、約80〜90%が「キーゼルバッハ部位」として好発します。この部位は毛細血管が密集しており、圧迫による止血が最も効果的です。問われているのは「対応の正しい方法」であり、基本的な第一対応としての「鼻翼圧迫」が求められます。

解説

鼻中隔前方からの出血は、キーゼルバッハ部位が好発です。この部位は鼻中隔の前部に位置し、毛細血管の密度が高く、一時的な圧迫で多くの場合に止血が可能です。対応として、患者を座位にし、前屈させ、両側の鼻翼を5〜10分間しっかり圧迫することが基本です。この処置は、出血を口や咽頭に流すのを防ぎ、誤嚥や嘔吐を防ぐために重要です。また、鼻根部を氷枕で冷却することで、血管収縮を促進し、止血効果を高めます。

選択肢の確認

1.仰臥位にする。:仰臥位では血液が咽頭へ流れやすく、誤嚥や気道閉塞のリスクが高まるため不適切。
2.Bellocq〈ベロック〉タンポンを挿入する。:後鼻孔出血に用いられる重篤例の処置で、前方出血の第一対応にはなり得ない。
3.Kiesselbach〈キーゼルバッハ〉部位を圧迫する。:正しい。好発部位であり、鼻翼圧迫が第一選択となる。
4.咽頭に流れてきた血液は飲み込むよう説明する。:血液を飲み込むと嘔気や胃粘膜刺激が起こり、出血量の把握が困難になるため誤り。

覚えるポイント

「鼻中隔前方=キーゼルバッハ=鼻翼圧迫」を記憶。座位で前屈させ、5〜10分間圧迫が第一の対応。誤嚥を防ぐため、飲み込む指導は絶対にせず、吐き出すよう指導する。

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