113AM014第113回 看護師国家試験 過去問

脳死の状態はどれか。

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正解: 3

正答

3.自発呼吸は停止している。

この問題のポイント

脳死は「全脳機能の不可逆的停止」を意味し、法的判定では自発呼吸の消失脳波の平坦性反射の消失瞳孔の固定散大という複数の基準が同時に満たされることが必要です。特に、自発呼吸の停止は延髄の呼吸中枢が永久に機能を失っている証拠であり、これが無呼吸テストで確認されることが重要です。

解説

脳死とは、脳幹を含む全脳機能が不可逆的に停止した状態です。この状態では、自発呼吸は完全に消失し、人工呼吸器を外しても呼吸努力が見られません。法的判定では、この呼吸停止が6時間以上継続し、2回確認される必要があります。脳死は心停止とは異なり、心拍が止まっていない場合でも、脳機能が完全に停止した状態を指します。遷延性意識障害(植物状態)とは異なり、脳幹の機能が完全に喪失しているため、反応や反射が全くありません。

選択肢の確認

1.縮瞳がある。:脳死では対光反射が消失し、瞳孔は両側とも散大・固定します。縮瞳はオピオイド中毒や橋値出血などで見られるため、脳死とは言えません。
2.脳波で徐波がみられる。:脳波が平坦(フラット)であることが必要で、徐波は電気活動の残存を示すため、脳死とは判定されません。
3.自発呼吸は停止している。:延髄の呼吸中枢が不可逆的に停止するため、自発呼吸は消失し、無呼吸テストで確認されます。正解。
4.痛み刺激で逃避反応がある。:脳死では痛みに対して全く反応がなく、逃避反応は観察されません。反応がある場合は脳死の判定基準に該当しません。

覚えるポイント

「呼吸・反射・脳波・瞳孔」の4つの項目がすべて消失することが脳死の判定基準です。特に「自発呼吸の停止」は、脳死の核心的な特徴であり、他の選択肢が誤解を招く可能性があるため、必ず確認してください。

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