76PM14|第76回 診療放射線技師国家試験 過去問
超音波画像診断装置を使って血管内の血流波形を記録するのに適するのはどれか。2 つ選べ。
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正解: 3・5
正答
3、5
この問題のポイント
この問題では、超音波で 血管内の血流波形を記録する方法が問われています。
「2 つ選べ。」なので、正しい選択肢は 3 と 5です。
血流波形をスペクトルとして記録する代表は、次の 2 つです。
- パルスドプラ法
- 連続波ドプラ法
解説
ドプラ法は、血流などの動きによる周波数変化を利用して速度情報を得る方法です。
血管内の血流波形を記録するには、時間とともに変化する血流速度を波形として表示できる スペクトルドプラが適しています。
パルスドプラ法は、一定の深さにサンプルボリュームを設定して、その部位の血流波形を記録できます。深さを選択できるため、血管内の特定部位の血流評価に向いています。ただし、高速血流では折り返しが生じることがあります。
連続波ドプラ法は、送信と受信を連続して行うため、高速血流の測定に適します。心臓弁膜症などの高速ジェットの評価に有用です。一方で、深さ方向の位置分解能はありません。
カラードプラ法やパワードプラ法は、血流の有無や方向、分布を画像上に重ねて表示する方法です。血流の位置を把握するには有用ですが、血流波形の記録そのものにはスペクトルドプラが必要です。
ひっかけポイント
カラードプラ法は血流を色で見せる方法です。
波形を記録するという問いでは、パルスドプラ法と連続波ドプラ法を選びます。
選択肢の確認
1.誤り。
組織ドプラ法は、心筋などの組織の動きを評価する方法です。血管内血流波形の記録に最も適する方法ではありません。
2.誤り。
カラードプラ法は血流の方向や速度情報を色で表示する方法です。血流の分布確認には有用ですが、血流波形の記録にはパルスドプラ法や連続波ドプラ法を用います。
3.正しい。
パルスドプラ法は、サンプルボリュームを設定した部位の血流波形を記録できます。血管内の特定部位の流速評価に適しています。
4.誤り。
パワードプラ法は血流信号の強さを表示する方法で、低流速血流の検出に有用です。しかし、方向や速度波形の記録には適しません。
5.正しい。
連続波ドプラ法は、高速血流の波形記録に適しています。深さ方向の位置選択性はありませんが、血流波形の記録に用いられます。
覚えるポイント
- 血流波形の記録には スペクトルドプラを使います。
- パルスドプラ法は深さを選んで血流波形を記録できます。
- 連続波ドプラ法は高速血流の波形記録に強いです。
- カラードプラ法は血流分布を色で表示します。
- パワードプラ法は血流信号の強さを表示します。