61PM046|第61回 理学療法士国家試験 過去問
訪問リハビリテーションで正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
訪問リハビリテーションでは、サービスの目的が単に利用者の機能維持にとどまらず、家族の介護支援や生活環境の調整も含めた総合的アプローチが求められます。特に、家族が介護の中心となるケースにおいて、その負担軽減をもとにした目標設定が実際の現場で行われることが重要です。
解説
訪問リハビリテーションは、在宅で生活する高齢者や障がいを持つ人々を対象に、生活機能の維持・向上を目指すサービスです。その中で、治療計画の立案においては、利用者本人だけでなく、その生活を支えている家族に対しても目標を設定することが可能です。例えば、家族に介助方法の指導や、安全な生活環境の整備(例:転倒防止対策)を含めた目標は、実務においてよく見られます。これは、介護負担の軽減や、利用者の生活の質向上に直接つながるため、制度的にも認められています。
一方、他の選択肢については以下の通りです。
- 18歳未満が診療報酬を算定できない → 誤り。小児も医療保険対象となり、診療報酬の算定が可能。
- 認知症が最も多く見られる疾患 → 誤り。実際には脳血管疾患が最も多く、訪問リハビリの主な原因対象。
- 開設主体が介護老人保健施設が最も多い → 誤り。実際には病院や診療所が開設主体として最も多く、医療機関が中心。
- LIFEへの入力が必須 → 誤り。LIFEはデータ収集による加算支援のため、任意であり必須ではない。
選択肢の確認
1.18 歳未満は診療報酬を算定できない。:間違っている。年齢にかかわらず医療保険対象となるため、算定可能。
2.最も多い原因対象疾患は認知症である。:間違っている。脳血管疾患が最も多く、対象となる。
3.家族を対象とした目標設定も可能である。:正しい。家族への指導・支援を含めた目標設定が可能。
4.訪問リハビリテーション事業所の開設主体は介護老人保健施設が最も多い。:間違っている。病院・診療所が最も多く、医療機関が中心。
5.LIFE〈Long-term care Information system For Evidence〉への入力が必須で ある。:間違っている。データ提出は加算のための補助であり、必須ではない。
覚えるポイント
訪問リハビリテーションでは「本人だけでなく家族を含めた総合的支援」が核心です。目標設定においては、家族の役割を認識し、その負担を軽減できるような介入が求められます。この点を理解することで、現場での実践的判断が可能になります。