61AM027|第61回 理学療法士国家試験 過去問
SF-36 で正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 5
正答
5
この問題のポイント
SF-36は健康関連生活の質(HRQOL)を測るための主観的評価尺度で、8つの下位尺度から構成され、その中には「社会生活機能」という項目が含まれます。この点を理解することで、他の選択肢の誤りも明確になります。
解説
SF-36(SF-36 Health Survey)は、個人の健康状態や生活の質を自己報告で評価するための標準的な問診尺度です。対象は疾患の有無にかかわらず、幅広い年齢層・状態(含む健常高齢者)に適用可能です。8つの下位尺度に分かれ、身体的・精神的側面の両方を網羅しています。その中で「社会生活機能」という項目は、人間関係や社会的活動への関与を問う質問が含まれており、社会的活動の維持・参加を評価する重要な要素です。したがって、選択肢5は正確です。
一方、他の選択肢は以下の通り誤りです:
- 1:IADL(高度な日常生活機能)を測る尺度ではなく、生活の質を総合的に評価する尺度です。
- 2:下位尺度は8つ(例:身体機能、活力、心の健康など)であり、5つとはなりません。
- 3:本人が自ら回答するため、主観的(自己記入式)であり、客観的評価とは言えません。
- 4:健常高齢者も対象に含まれ、特に高齢者向けの評価に有効です。
選択肢の確認
1.IADL の指標である。:誤り。SF-36はIADLを測るのではなく、生活の質を総合的に評価する尺度。
2.下位尺度は5 つである。:誤り。正確な数は8つ。
3.客観的な評価指標である。:誤り。自己報告型の主観的尺度。
4.健常高齢者は対象でない。:誤り。健常者も含めて使用可能。
5.社会生活機能に関する質問が含まれる。:正しい。8つの下位尺度の一つに含まれる。
覚えるポイント
SF-36は「8つの下位尺度」「主観的評価」「社会生活機能を含む」「疾患にかかわらず使える」がキーポイントです。特に「社会生活機能」が含まれるという点は、試験で頻出するため、必ず記憶しておきましょう。