60AM056|第60回 理学療法士国家試験 過去問
下垂体後葉から分泌されるホルモンはどれか。2 つ選べ。
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正解: 3・4
正答
3.オキシトシン 、4.バソプレシン
この問題のポイント
下垂体後葉は、視床下部で産生されたホルモンを貯蔵・分泌する器官です。これらのホルモンは、脳内の視床下部で生成され、後葉に運ばれ、必要に応じて放出されます。本問では、後葉由来のホルモンを問われており、その中で機能と分泌源を理解することが鍵です。
解説
下垂体後葉は、主に2つのホルモンを分泌します。そのうち、オキシトシンは子宮収縮や乳汁の排出(射乳)に関与し、バソプレシン(抗利尿ホルモン)は体内の水分バランスを保つために、腎臓での水分再吸収を促進します。両者は視床下部で生成され、後葉から放出されるため、後葉ホルモンと位置づけられます。
一方、アルドステロンは副腎皮質から分泌され、ナトリウムの再吸収に関与するため、下垂体後葉とは関係ありません。グレリンは胃から分泌され、食欲調節に関与するホルモンで、エストロゲンは卵巣由来の性ホルモンです。これらは後葉とは無関係です。
臨床的にも、これらのホルモンは、例えば分娩や乳汁の排出、脱水状態での水分保持など、生活の基本的なプロセスに深く関与しています。理学療法士としての知識では、これらの生理的メカニズムを理解することで、患者の生活行動や身体的変化に応じた介入設計が可能になります。
選択肢の確認
1.グレリン:錯誤。胃由来のホルモンで、下垂体後葉とは無関係。
2.エストロゲン:錯誤。卵巣由来の性ホルモンで、後葉とは関係なし。
3.オキシトシン:正しい。後葉由来で、射乳・子宮収縮に関与。
4.バソプレシン:正しい。後葉由来で、水分再吸収を促進。
5.アルドステロン:錯誤。副腎皮質由来で、下垂体後葉とは無関係。
覚えるポイント
「視床下部で作られ、後葉から出る」→ その2つは「オキシトシン」と「バソプレシン」。
「子宮・乳汁」「水分保持」の2つの機能を覚えて、正解を導く。