59AM078|第59回 理学療法士国家試験 過去問
左右対称のインクのシミでできた図版を順番に提示する検査はどれか。
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正解: 4
正答
4.Rorschach テスト
この問題のポイント
左右対称のインクシミで構成された図版を提示し、被検査者がその中で何を見ているかを問う検査は、Rorschach テストである。この検査は、無意識の感情やパーソナリティ特性を評価するための投影法として用いられる。特に、インクのシミが左右対称であることから、視覚的対称性が問題文に直接関連している。
解説
Rorschach テストは、10枚のインクブロット(インクのシミ)カードを用いて、被検査者がその図版に何を見ているかを記述させる検査である。これらの図版は、左右対称で、複雑な形状を含み、被検査者の認知・感情・無意識の内容を読み取るための手段となる。理学療法士が臨床現場で使用する際には、患者の心理的状態やストレス、抑うつ・不安の有無を把握する上で有用である。他の検査とは異なり、視覚的刺激に反応を求めるため、心理的背景を評価する際に用いられる。
選択肢の確認
1.バウムテスト:実のなる木を描くよう指示し、その絵を分析する検査。インクシミや対称性とは関係ない。
2.MMPI:自己報告型の質問紙で、心理的障害やパーソナリティを評価。視覚的刺激を用いない。
3.P-F スタディ:漫画形式の絵を見せ、反応を記述させる検査。インクのシミや対称性とは無関係。
4.Rorschach テスト:左右対称のインクシミで構成された図版を提示し、反応を問う。正解。
5.WPPSI:幼児・児童の知能を測る検査で、認知能力評価に使用。視覚的投影法ではない。
覚えるポイント
「インクのシミで左右対称」→「Rorschach」。
「シミが対称で、何を見ているか」という問いかけは、投影法の特徴。
他の検査は「描く」「質問する」「知能測定」など、異なるメカニズムを持つ。