111Q073第111回 薬剤師国家試験 過去問

亜急性脊髄視神経症(subacute myelo-optico-neuropathy)を生じて、薬害の原 因となった医薬品はどれか。1つ選べ。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

代表的な薬害と原因薬を対応させます。SMONは、消化器症状に用いられていたキノホルムによる神経障害です。

解説

亜急性脊髄視神経症(SMON)では、腹部症状に続いて下肢の異常感覚や運動障害、視力障害などが現れました。疫学調査などからキノホルムとの関連が明らかになり、使用停止後に新規発生が大きく減少したことが重要です。薬害問題では、症候名だけでなく原因薬と主な障害を組にして整理します。サリドマイドは胎児の四肢形成障害、クロロキンは網膜障害、ソリブジンはフルオロウラシル系薬との相互作用が代表例です。

選択肢の確認

1.サリドマイド:妊娠中の使用による胎芽症と四肢形成障害で知られ、SMONの原因ではありません。
2.クロロキン:長期使用などに伴う網膜症が社会問題となりました。
3.キノホルム:正答。脊髄・末梢神経・視神経を障害するSMONの原因薬です。
4.ソリブジン:代謝物がフルオロウラシル系薬の分解を妨げ、重篤な相互作用を起こした薬害です。
5.ペニシリン:アレルギーやアナフィラキシーには注意しますが、SMONとは結び付きません。

覚えるポイント

「SMON―キノホルム」「胎芽症―サリドマイド」「網膜症―クロロキン」を混同しないようにします。

111Q072111Q074
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