111Q062|第111回 薬剤師国家試験 過去問
糖尿病合併妊娠において血糖コントロールに用いられるのはどれか。1つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
妊娠中の血糖管理では、胎児への影響を抑えながら用量調節できるインスリンが基本となります。
解説
母体の高血糖は胎児高インスリン血症、巨大児、周産期合併症などにつながるため、妊娠中は厳密な血糖管理が必要です。インスリンはペプチドで、通常は胎盤をほとんど通過せず、食事療法で目標を達成できない場合に血糖値へ合わせて調節できます。このため糖尿病合併妊娠の薬物治療では標準的に用いられます。経口血糖降下薬は胎盤移行や妊娠中の安全性、適応上の扱いが薬剤ごとに異なるため、本問の選択肢では選びません。
選択肢の確認
1.スルホニル尿素薬:インスリン分泌を促しますが、妊娠中の標準的な第一選択ではありません。
2.チアゾリジン薬:PPARγを介してインスリン抵抗性を改善しますが、妊娠中には用いません。
3.ビグアナイド薬:肝糖新生を抑えますが、本問で選ぶ標準薬ではありません。
4.グリニド薬:速効型インスリン分泌促進薬で、妊娠中の基本薬ではありません。
5.インスリン製剤:正答。胎盤をほとんど通過せず、必要量に応じて血糖を調節できます。
覚えるポイント
糖尿病合併妊娠は母体と胎児の双方を守るため厳格に管理し、薬物療法の中心はインスリンです。