111Q043|第111回 薬剤師国家試験 過去問
限外ろ過法を用いて算出される薬物パラメータはどれか。1つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
限外ろ過では、低分子の遊離薬物は膜を通過し、血漿タンパク質と結合した薬物はタンパク質とともに保持されます。
解説
血漿を適切な分画分子量の膜でろ過すると、アルブミンなどの血漿タンパク質と結合した薬物は膜上に残り、非結合形薬物はろ液へ移ります。ろ液中濃度を遊離形濃度、ろ過前の血漿中濃度を総濃度として、非結合率fu=Cfree/Ctotal、タンパク結合率=1−fuを算出できます。測定では膜への非特異的吸着やろ過中の濃縮に注意します。他のパラメータは分配実験、滴定、全血と血漿の比較、薬物動態データから求めます。
選択肢の確認
1.油/水分配係数:油相と水相の濃度分配を測る方法で求めます。
2.酸塩基解離定数:滴定法や分光学的方法などで評価します。
3.血球移行率:全血中濃度と血漿中濃度などを比較して求めます。
4.血漿タンパク結合率:正答。膜を通る遊離形の割合から算出できます。
5.全身クリアランス:投与量とAUC、または消失速度と血中濃度から求める薬物動態パラメータです。
覚えるポイント
限外ろ過で膜を通るのは遊離薬物です。遊離率を求め、1から引けば血漿タンパク結合率になります。