110Q248|第110回 薬剤師国家試験 過去問
16 歳女性。夜間の睡眠を十分にとっていたにもかかわらず、高校での授業 中に耐え難い眠気が繰り返し生じ、居眠りすることが多くなった。そのため睡眠ク リニックを受診し、指導された通りに生活習慣の改善を実施したが、2 週間経って も居眠りが消失しなかった。終夜睡眠ポリグラフ検査や反復睡眠潜時検査の結果か らナルコレプシーと診断され、生活習慣の改善を継続するとともに、以下の処方が 開始となった。 (処方1 ) モダフィニル錠100 mg 1 回1 錠(1 日1 錠) 1 日1 回 朝食後 14 日分 処方1 の薬剤及び用法について、この患者に説明する内容として適切なのはどれ か。2つ選べ。

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正解: 1・4
正答
1・4
この問題のポイント
モダフィニルは覚醒促進薬で、依存形成の可能性と、頭痛などの副作用を説明して適正使用を確認します。
解説
モダフィニルはナルコレプシーの過度の日中傾眠を改善する中枢神経刺激作用をもつ薬で、規定量を朝に服用します。精神依存・乱用の可能性が完全には否定できないため、増量や他人への譲渡をせず処方どおり使用するよう説明します。比較的みられる副作用に頭痛があり、発疹、発熱、粘膜症状など重篤な皮膚障害を疑う症状にも注意します。空PTPシートの回収を必須とする特別な流通管理は、この処方のモダフィニルには求められません。脱毛は代表的な説明事項ではなく、カフェインも一律禁止ではありませんが、過量摂取による不眠・動悸には注意します。
選択肢の確認
1.依存性が形成される可能性があること。:正答。乱用・依存に注意して管理します。
2.流通管理のため、空のPTP シートを回収すること。:そのような回収要件はありません。
3.脱毛の可能性があること。:代表的な副作用ではありません。
4.服用開始後、頭痛が生じる可能性があること。:正答。比較的みられる副作用です。
5.服用期間中はカフェインを含む飲料の摂取は避けること。:一律の禁忌・禁止ではありません。
覚えるポイント
モダフィニルは朝服用、頭痛・皮膚症状・依存に注意し、用量を自己調整しません。