110Q219第110回 薬剤師国家試験 過去問

36 歳男性。一昨日食事会があり中華料理とアルコールを摂取した。昨日か ら胸やけと胃の痛みがあり、まだ治まらなかったので、一般用医薬品の購入を希望 し来局した。薬剤師は以下の成分を含む医薬品を提案した。男性はこの薬の成分、 副作用や飲み方などについての詳しい説明を求めた。 <提案した一般用医薬品に含まれる成分> ピレンゼピン塩酸塩水和物 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 炭酸水素ナトリウム ビオヂアスターゼ2000 この患者の胸やけや胃の痛みにつながった可能性が高いのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: 1・4

正答

1・4

この問題のポイント

胸やけは胃酸の食道逆流、胃痛は酸分泌増加や粘膜防御低下で説明できます。胃酸分泌を促進する生理活性物質を確認します。

解説

胸やけは酸性の胃内容物が食道へ逆流し、酸防御の弱い下部食道粘膜を刺激して起こります。胃酸分泌は壁細胞に対してアセチルコリン、ヒスタミン、ガストリンが促進的に働きます。食事やアルコールを契機にこれらの刺激が増えれば、胃酸による症状につながり得ます。逆に壁細胞からの酸分泌低下や胃粘液分泌増加は粘膜防御側です。胃内容排出が促進されれば通常、胃内停滞や逆流は軽減する方向であり、提示症状の高い可能性を説明しません。

選択肢の確認

1.胃酸が下部食道壁を刺激している。:正答。胃食道逆流による胸やけの機序です。
2.胃腺の壁細胞からの胃酸分泌が減少している。:酸分泌減少は症状を起こしにくい方向です。
3.胃粘膜表面を覆う粘液の分泌が増加している。:粘液増加は粘膜を保護します。
4.胃内でアセチルコリンやヒスタミンの分泌量が増加している。:正答。いずれも壁細胞の酸分泌を促進します。
5.幽門括約筋が拡張し、胃内容物の排出が促進されている。:排出促進は胃内停滞を減らす方向です。

覚えるポイント

酸分泌促進はACh・ヒスタミン・ガストリン、胸やけは酸性内容物による下部食道刺激です。

110Q218110Q220
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