110Q205第110回 薬剤師国家試験 過去問

体育の新任教諭が初めてプール水の遊離残留塩素とpH を測定することに なった。学校薬剤師は測定にあたっての留意点について新任教諭から問合せを受け た。 学校薬剤師の回答として適切なのはどれか。2つ選べ。 1 測定時期は、遊離残留塩素とpH の両方ともプール使用後です。 2 遊離残留塩素とpH の両方とも少なくともプール内の対角線上のほぼ等間隔の 3 ケ所から採水して測定してください。 3 遊離残留塩素濃度は、塩素剤の消毒効果を表す指標です。 4 入泳者が持ち込んだ汚れや毛髪が原因で遊離残留塩素濃度が高くなります。 5 pH の値によらず塩素剤の消毒効果は変わりません。

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2つ選択
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正解: 2・3

正答

2・3

この問題のポイント

プール水は代表性のある複数地点で採水し、遊離残留塩素を消毒効果の指標として管理します。

解説

公式図の記述では、遊離残留塩素とpHはプール内の対角線上にほぼ等間隔で設けた少なくとも3地点から採水して測定します。遊離残留塩素は、殺菌力の強い次亜塩素酸など、消毒に利用できる塩素量の指標です。入泳者が持ち込む汗や有機物は塩素を消費するため、遊離残留塩素を低下させます。また次亜塩素酸HOClと次亜塩素酸イオンOCl−の割合はpHで変わり、一般にHOClの割合が高い低pH側で消毒力が強くなります。測定時期は項目ごとの規定に従い、両項目を一律に使用後だけ測るものではありません。

選択肢の確認

1.選択肢1(画像参照):両方を使用後だけ測定するという説明は不適切です。
2.選択肢2(画像参照):正答。対角線上のほぼ等間隔の少なくとも3地点で採水します。
3.選択肢3(画像参照):正答。遊離残留塩素は塩素剤の消毒効果の指標です。
4.選択肢4(画像参照):入泳者由来の汚れは塩素を消費し、濃度を下げます。
5.選択肢5(画像参照):塩素の化学種と消毒力はpHに依存します。

覚えるポイント

少なくとも3地点で採水し、遊離残留塩素とpHを組み合わせて消毒状態を評価します。

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