110Q200第110回 薬剤師国家試験 過去問

45 歳女性。慢性的に片頭痛を繰り返しており、現在、処方1 及び2 の薬剤 を服用している。 病院再診時、患者の片頭痛日誌を確認したところ、月4 回以上通勤できないほど の片頭痛発作があった。医師は処方2 の薬剤を変更するため、病院薬剤師に薬剤の 選択について意見を求めた。 (処方1 ) スマトリプタンコハク酸塩錠50 mg 1 回1 錠 頭痛時 10 回分(10 錠) (処方2 ) バルプロ酸ナトリウム徐放錠200 mg 1 回1 錠(1 日2 錠) 1 日2 回 朝夕食後 28 日分 薬剤師が提案する変更後の処方薬として適切なのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: 2・4

正答

2・4

この問題のポイント

月4回以上の生活支障を伴う片頭痛では予防療法を検討します。急性期薬と予防薬を区別します。

解説

処方1のスマトリプタンは発作時に用いる急性期治療薬です。処方2のバルプロ酸は予防薬ですが、発作が月4回以上で通勤不能になるほどの支障が続くため、別の予防療法へ変更します。ガルカネズマブはCGRPに結合するモノクローナル抗体で、反復性片頭痛の発症抑制に用います。ロメリジンは脳血管平滑筋などのCa2+チャネルを遮断する片頭痛予防薬です。セレコキシブやロキソプロフェンなどNSAIDs、エルゴタミンは発作時の痛みを抑える急性期薬であり、毎日の予防薬として処方2の代替にはしません。

選択肢の確認

1.セレコキシブ:NSAIDで、提示目的の予防薬ではありません。
2.ガルカネズマブ:正答。抗CGRP抗体による発症抑制薬です。
3.エルゴタミン:発作時に用いる薬で、予防目的ではありません。
4.ロメリジン塩酸塩:正答。片頭痛発作の予防薬です。
5.ロキソプロフェンナトリウム:急性期の鎮痛薬です。

覚えるポイント

急性期はトリプタン・NSAIDsなど、予防はロメリジン、抗CGRP抗体、バルプロ酸などです。

110Q199110Q201
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