110Q124|第110回 薬剤師国家試験 過去問
下図は性感染症報告数(男女総数)の年次推移を示しており、ア~ウは梅毒、 性器クラミジア感染症又は淋菌感染症のいずれかである。以下の記述のうち正しい のはどれか。2つ選べ。 (人) 50000 性感染症報告数(定点または全数) 45000 40000 35000 30000 ア 25000 20000 15000 イ 10000 5000 ウ 0 1999 2006 2016 2000 2007 2017 2001 2008 2018 2002 2009 2019 2003 2013 2010 2020 2004 2014 2011 2021 2005 2015 2012 2022 (年) 厚生労働省:性感染症報告数の年次推移より作成

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正解: 4・5
正答
4・5
この問題のポイント
グラフのアは性器クラミジア感染症、イは淋菌感染症、ウは梅毒です。定点把握と全数把握の違いにも注意します。
解説
アは報告数が最も多い性器クラミジア感染症、イは淋菌感染症、近年急増しているウは梅毒です。淋菌はNeisseria gonorrhoeaeという細菌で、母子感染は主に分娩時の産道感染です。梅毒は血液を介して感染し得るため、献血血液では梅毒血清学的検査が行われます。また梅毒は感染症法上の5類感染症で、診断した全ての医師に届出義務がある全数把握疾患です。
選択肢の確認
1.アは、淋菌感染症である。:アは性器クラミジア感染症です。
2.イの病原体は、ウイルスである。:イは淋菌感染症で、病原体は細菌です。
3.イの母子感染の経路は、主に母乳感染である。:主に分娩時の産道感染です。
4.ウの血液感染防止のため、献血された血液の抗体検査が行われている。:正答。ウは梅毒です。
5.ウは、感染症法 (注)により、全医療機関において全数把握となっている。 (注)感染症法:感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律:正答。梅毒は5類全数把握です。
覚えるポイント
クラミジア・淋菌は定点把握、梅毒は全数把握。梅毒のグラフは近年の急増が目印です。