110Q060|第110回 薬剤師国家試験 過去問
重症筋無力症で認められる症状はどれか。1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 5
正答
5
この問題のポイント
重症筋無力症では神経筋接合部の伝達が障害され、反復で増悪する骨格筋の易疲労性を生じます。球症状として構音障害がみられます。
解説
重症筋無力症は、抗アセチルコリン受容体抗体や抗MuSK抗体などにより神経筋接合部の信号伝達が低下する自己免疫疾患です。眼瞼下垂・複視が多く、咀嚼、嚥下、発声に関わる筋が障害されると、話し続けるほど声が不明瞭になる構音障害を生じます。症状は運動の反復や夕方に悪化し、休息で改善する傾向があります。感覚障害や認知機能障害は疾患の中心ではありません。
選択肢の確認
1.突発性発熱:自己免疫性の神経筋伝達障害を示す典型症状ではありません。
2.前向性健忘:新しい記憶を形成しにくい認知症状で、本症の特徴ではありません。
3.聴覚障害:感覚神経系の症状で、典型的ではありません。
4.振戦:不随意な律動性運動で、本症の代表所見ではありません。
5.構音障害:正答。咽頭・舌などの筋力低下による球症状です。
覚えるポイント
重症筋無力症は「使うと弱る」易疲労性。眼症状と、構音・嚥下障害などの球症状を押さえます。