110Q020|第110回 薬剤師国家試験 過去問
コウジカビAspergillus flavus が産生する主要な肝発がん物質はどれか。1つ選べ。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
Aspergillus flavusが産生するアフラトキシンB1は、強い肝毒性・肝発がん性を持つ代表的なマイコトキシンです。
解説
アフラトキシンB1は穀類やナッツ類などのカビ汚染で問題となり、体内で反応性の高いエポキシドへ代謝活性化された後、DNAと反応して変異を生じ得ます。そのため肝細胞がんとの関係が重要です。マイコトキシン問題では、産生菌、汚染食品、主な毒性を対応させます。Fusarium属由来のフモニシンやデオキシニバレノール、Penicillium属が主な産生源となるパツリンなどを、A. flavusと混同しないことが要点です。
選択肢の確認
1.シトリニン:主にPenicillium属などが産生し、腎毒性で知られるため該当しません。
2.パツリン:主にPenicillium expansumによるリンゴ製品などの汚染で問題となります。
3.アフラトキシンB1:A. flavusなどが産生し、強い肝発がん性を示すため正答です。
4.フモニシンB1:主にFusarium属が産生し、トウモロコシ汚染やスフィンゴ脂質代謝障害と関連します。
5.デオキシニバレノール:Fusarium属が産生するトリコテセン系毒素で、嘔吐などを起こします。
覚えるポイント
「A. flavus―アフラトキシンB1―肝発がん」を軸に、他のカビ毒は産生菌と標的毒性を分けて整理します。