110Q013|第110回 薬剤師国家試験 過去問
真核生物において、転写開始の際にRNA ポリメラーゼⅡの結合に必要なDNA 上の領域はどれか。1つ選べ。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
真核生物のタンパク質コード遺伝子では、一般転写因子がプロモーター上に開始複合体を作り、RNAポリメラーゼⅡを転写開始点へ呼び込みます。
解説
プロモーターは遺伝子の転写開始位置と方向を定めるDNA領域で、コアプロモーターにはTATAボックスなどが含まれる場合があります。RNAポリメラーゼⅡは一般転写因子とともにこの領域へ集合して転写を開始します。イントロンとエクソンは転写される遺伝子内部の領域、ターミネーターは転写終結に関係する領域、テロメアは染色体末端の保護構造です。設問はRNAへ転写された後の加工ではなく、DNA上での開始位置を問うています。
選択肢の確認
1.イントロン:前駆体mRNAには転写されますが、通常はスプライシングで除かれる遺伝子内部の配列です。
2.エクソン:スプライシング後の成熟RNAに残る領域で、ポリメラーゼ結合部位の名称ではありません。
3.プロモーター:一般転写因子とRNAポリメラーゼⅡが転写開始複合体を形成するDNA領域です。
4.テロメア:染色体末端を反復配列とタンパク質で保護する構造です。
5.ターミネーター:転写の終結に関係し、開始時の結合領域ではありません。
覚えるポイント
転写は「プロモーターで開始、遺伝子領域を伸長、終結シグナルで終了」と位置関係で覚えます。