109Q327第109回 薬剤師国家試験 過去問

50 歳男性。身長160 cm、体重60 kg。食道がん術後の絶食状態にて以下の注射 液の投与指示があった。本処方の薬剤を投与する場合の血漿に対する浸透圧比とし て最も近いのはどれか。1つ選べ。 なお、血漿の浸透圧を290 mOsm/L とし、ブドウ糖の分子量は180 とする。 (処方) ブドウ糖注射液 50% 500 mL 1 バッグ 中心静脈より投与 40 mL/h

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

50%ブドウ糖液のモル濃度を求め、ブドウ糖は非電解質なのでそのまま浸透圧濃度として血漿290 mOsm/Lと比較します。

解説

50%ブドウ糖注射液は100 mL中50 g、すなわち500 g/Lです。ブドウ糖の分子量180より、モル濃度は500/180=2.78 mol/Lです。ブドウ糖は電離しないため、理想的には2.78 Osm/L=2,780 mOsm/Lとなります。血漿浸透圧290 mOsm/Lとの比は2,780/290=9.59で、最も近いのは9.6です。500 mL中の250 gから計算しても、250/180 molを0.5 Lで割れば同じです。極めて高張なため末梢静脈ではなく処方どおり中心静脈から投与し、血糖・電解質・水分出納を監視します。

選択肢の確認

1.1.0:等張ではありません。
2.2.8:モル濃度の数値を比と取り違えています。
3.4.8:計算値の約半分です。
4.9.6:正答。2,780/290≒9.6です。
5.19.2:計算値の約2倍です。

覚えるポイント

50%ブドウ糖=500 g/L÷180=2.78 Osm/L、血漿比は約9.6です。

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