61PM047第61回 作業療法士国家試験 過去問

「これからの精神保健医療福祉のあり方に関する検討会」報告書(2017 年)で示さ れたのはどれか。

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正解: 5

正答

5.精神障害にも対応した地域包括ケアシステム

この問題のポイント

精神保健医療福祉の政策動向を理解する上で、年代別に提示された主要な提言を区別することが重要です。2017年の「これからの精神保健医療福祉のあり方に関する検討会」報告書は、精神障害者を含めた「地域包括ケアシステム」の構築を主な政策方向として提言しています。これは、単なるサービス提供の拡充ではなく、医療・福祉・住まい・就労・地域社会との連携を重視した、総合的な支援体制の設計を意味します。

解説

作業療法士が関わる「精神保健医療福祉」の現場では、患者の生活環境や支援体制の質が大きな課題です。2017年の検討会報告書は、精神障害者も含めた「地域に定着し、自分らしく暮らせる環境」の実現を目指すために、地域包括ケアシステムの構築を主な提言としています。このシステムは、医療、介護、支援サービスを「重層的」に組み合わせ、個々のニーズに応じた支援を提供できるようにするものです。作業療法の視点から見れば、ADLやIADLの支援、環境調整、生活の質向上といった介入が、このシステムの中でより効果的に実現される可能性があります。

選択肢の確認

1.オレンジプラン:認知症対策の2013年計画。精神保健分野とは異なる。
2.重層的支援体制整備事業:2021年改正社会福祉法で創設。2017年には存在しない。
3.地域移行・地域定着支援事業:障害者総合支援法の既存サービス。2017年の新提唱ではない。
4.精神保健医療福祉の改革ビジョン:2004年に提示されたもの。2017年の提言とは異なる。
5.精神障害にも対応した地域包括ケアシステム:2017年報告書で明確に提示された主要な政策方向。

覚えるポイント

「2017年=地域包括ケアシステム」という年とキーワードの組み合わせを覚えてください。作業療法では、患者の「生活の質」を支えるための「地域に根ざした総合的支援」が、この提言の本質です。

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