61AM085|第61回 作業療法士国家試験 過去問
遠城寺式乳幼児分析的発達検査で獲得される時期が最も早いのはどれか。
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正解: 4
正答
4.人見知りをする。
この問題のポイント
乳幼児の発達段階を理解する上で、身体的・情緒的発達の初期段階を把握することが重要です。遠城寺式乳幼児分析的発達検査では、子どもの行動が「発達のタイミング」として評価され、その中で最も早く出現する行動を問うことで、子どもの情緒的成熟度や人間関係形成の初期段階を把握できます。
解説
人見知りとは、見知らぬ人に対して不安を示し、泣きや離脱行動を示す行動です。この行動は、生後6〜8ヵ月頃に出現し、遠城寺式検査で最も早く獲得されるとされています。これは、子どもの「アタッチメント(つながり)」の形成過程を反映しており、母親との関係性や環境への反応を示す重要な指標です。
一方、他の選択肢は発達の後期に現れます。
- 走る(1歳6ヶ月〜2歳)は、身体的発達の段階。
- 2語を話す(1歳〜1歳半)は、言語発達の初期。
- 排尿を予告する(2歳〜2歳半)は、自律機能の成熟。
- 積み木を2つ重ねる(1歳〜1歳3ヶ月)は、作業的・認知的発達の初期。
これらの行動は、人見知りよりも遅れて現れます。したがって、**獲得時期が最も早いのは「人見知りをする」**です。
選択肢の確認
1.走る。:1歳6ヶ月頃に出現。人見知りより遅い。
2.2 語言える。:1歳〜1歳半頃。人見知りより遅い。
3.排尿を予告する。:2歳〜2歳半頃。最も遅い。
4.人見知りをする。:生後6〜8ヵ月頃。最も早い。
5.積み木を2 つ重ねる。:1歳〜1歳3ヶ月頃。人見知りより遅い。
覚えるポイント
「人見知り」は、生後6〜8ヵ月に現れる情緒的行動で、発達の最初の段階に位置づけられます。遠城寺式検査では、この行動が「情緒的・社会的発達の起点」として重要視され、臨床で子どもの安心感や環境への適応を評価する際の重要な指標です。