61AM052|第61回 作業療法士国家試験 過去問
白線がある筋はどれか。
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正解: 4
正答
4.腹直筋
この問題のポイント
白線(linea alba)は、腹部の正中線上に現れる線維性組織で、左右の腹直筋鞘(前葉・後葉)が正中で癒合した構造です。この白線は腹直筋の左右を分ける重要な解剖的特徴であり、臨床的にも臭ヘルニアの発生場所や腹腔鏡手術の入路として重要です。
解説
腹直筋は腹部の前面に位置し、その周囲に腹直筋鞘が包まれています。この鞘の前葉と後葉が正中で結合し、その結合部が「白線」と呼ばれます。白線は剣状突起から恥骨結合にかけて走り、腹直筋の左右を隔てています。この構造は、腹直筋の特徴的な解剖的マーカーとして覚えておく必要があります。他の筋肉は腹部以外の部位に位置しており、白線とは無関係です。
選択肢の確認
1.僧帽筋:肩背部に位置し、白線とは無関係。
2.上腕二頭筋:上腕に属し、腹部にない。
3.大胸筋:胸部に位置し、白線とは関連なし。
4.腹直筋:正解。白線は腹直筋鞘の正中癒合により形成される。
5.半膜様筋:大腿後面にあり、腹部とは関係なし。
覚えるポイント
「腹直筋」と「白線」はセットで覚えるべきです。白線は腹直筋の正中で左右に分かれ、横に見える腱画(tendinous intersections)と併せて特徴を確認します。臨床では、この構造が臭ヘルニアの診断や手術計画に影響を与えるため、正確な理解が求められます。