60AM081第60回 作業療法士国家試験 過去問

投影法の人格検査はどれか。

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正解: 2

正答

2.TAT(主題統覚検査)

この問題のポイント

投影法とは、被検者に曖昧な刺激に対して自由に反応を示させる検査手法です。その中で、絵画を提示し、物語を自由に作らせるのがTATの特徴です。無意識の欲求や対人関係の葛藤を読み取るため、臨床心理学や作業療法の診断に重要な役割を果たします。

解説

作業療法士の臨床判断では、患者の内面的状態を理解するために、無意識の表現を観察することが求められます。その中で「投影法」とは、被検者が曖昧な刺激(絵画・文章・情景)に対して自由に反応し、その反応から無意識の葛藤や防御メカニズムを読み取る手法です。
TAT(主題統覚検査)は、Murrayが開発したこの投影法の代表的検査で、絵画に描かれたシーンに対して「何が起こったか」「誰がいたか」「どうなったか」という物語を自由に作らせる形式です。この過程で、患者の対人関係、自己認識、無意識の衝動が明らかになります。

選択肢の確認

1.MMPI:質問紙法の検査で、自発的な回答をもとに人格を評価。投影法ではない。
2.TAT:正しい。絵画刺激に対して自由に物語をつくることで、無意識の内面を投影する。
3.TEG:質問紙法の性格評価で、自我状態の強さを測定。投影法ではない。
4.Y-G 性格検査:12項目の質問で性格特性を評価。質問紙法。投影法ではない。
5.内田クレペリン精神検査:作業検査法で、連続加算作業の速度・正確性から人格傾向を推測。投影法ではない。

覚えるポイント

曖昧な刺激 → 自由な反応 → 無意識の内面」が投影法のキーポイントです。TATはその中で最も有名で、作業療法の臨床診断においても頻繁に使用されます。他の検査が質問紙や作業で測定されるのに対し、TATは「自由に話す」ことで内面を読み取るため、患者との関係性を深める上で有効です。

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