60AM030|第60回 作業療法士国家試験 過去問
成人健常者の背臥位姿勢で体圧が最も小さい部位はどれか。
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正解: 3
正答
3.第3腰椎
この問題のポイント
背臥位での体圧分布を理解するには、成人の正常姿勢における「生理的前弯(腰椎前弯)」の役割を認識することが重要です。この姿勢では、腰椎部が床面から浮き上がり、体圧が最小となる部位が特定できます。
解説
成人健常者の背臥位では、体重が体の骨の突出部に集中する傾向があります。特に、後頭骨、肩甲骨、仙骨、踵骨は骨の表面が突出しており、接地面積が小さいため体圧が高くなります。これらの部位は褥瘡の好発部位とされています。
一方、第3腰椎周辺(L3)は、生理的腰椎前弯によって床面に直接接触せず、浮き上がった状態になります。このため、体圧が最も小さい部位となります。この現象は、正常な姿勢維持において重要な力学的メカニズムです。
選択肢の確認
1.後頭骨:頭部の重量が集中し、体圧が高い。
2.肩甲骨:骨の突出部で接地面積が小さいため体圧が高い。
3.第3 腰椎:腰椎前弯により浮き上がり、体圧が最小。
4.仙 骨:背臥位で最も高い体圧を受ける部位の一つ。
5.踵 骨:体重が集中するため体圧が高く、褥瘡リスクが高い。
覚えるポイント
「背臥位で体圧が最小の部位は、腰椎(L3付近)」、「体圧が大きいのは骨の突出部(後頭、肩、仙、踵)」をセットで記憶すると、臨床現場での褥瘡予防や体位管理に活用できます。