60AM023|第60回 作業療法士国家試験 過去問
推測統計量に含まれるのはどれか。
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正解: 1
正答
1.期待値
この問題のポイント
推測統計は、標本から母集団の特性を「推定」する手法です。その中核となる概念は「期待値」です。これは、母集団の平均(母平均)を推定する際に用いられる推測統計量であり、標本の平均値をもとに母集団のパラメータを推測する際に重要な役割を果たします。
解説
推測統計(inferential statistics)は、標本データをもとに母集団の性質を推定するための手法です。その中で「期待値」とは、確率分布において各値が現れる可能性に応じて重みをもって足し合わせた値で、母平均の推定に用いられます。この値は、標本から母集団の平均を推測する際に直接的に使用されるため、推測統計量に含まれます。
一方、他の選択肢(最大値、中央値、平均値、標準偏差)は、データの「特徴を説明する」ための指標であり、記述統計(descriptive statistics)に分類されます。これらはデータの分布を「描写」するもので、母集団への「推測」には関与しません。
選択肢の確認
1.期待値:正しい。母平均の推定に用いられる推測統計量。
2.最大値:誤り。データ中の最大値を示す記述統計量。
3.中央値:誤り。データの中央値を示す記述統計量。
4.平均値:誤り。標本の算術平均で、記述統計量。
5.標準偏差:誤り。データのばらつきを示す記述統計量。
覚えるポイント
「推測」は「母集団を推定する」こと。その中心となるのは「期待値」。データを「説明する」のは記述統計、母集団を「推測する」のは推測統計。この2つを区別できれば、正解にたどり着けます。