59PM058|第59回 作業療法士国家試験 過去問
甲状腺が分泌するホルモンはどれか。
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正解: 3
正答
3.カルシトニン
この問題のポイント
甲状腺のホルモン分泌機能を理解するためには、分泌源と血中カルシウム濃度の関係を把握することが重要です。特に、カルシトニンとパラトルモン(副甲状腺由来)はカルシウム調節に関与するが、分泌源と作用の違いを区別できるかが試されます。
解説
甲状腺は主に甲状腺腺体(濾胞細胞)と、その周囲にある傍濾胞細胞(C細胞)から構成されています。このC細胞がカルシトニンを分泌します。カルシトニンは、血中カルシウム濃度が高くなると分泌が促進され、その作用は破骨細胞の活動を抑制し、腎臓でのカルシウム再吸収を抑制することで、血中カルシウム濃度を低下させます。このメカニズムは、カルシウム代謝のバランス維持において重要な役割を果たします。
作業療法士としての知識では、身体機能の理解に必要な生理学的知識が、臨床判断や患者の生活支援に結びつきます。この問は、基本的な内分泌機能の理解を問うもので、臨床現場で患者の代謝異常や骨粗鬆症などに関与するホルモンの理解に繋がります。
選択肢の確認
1.メラトニン:松果体から分泌、睡眠リズム調整。甲状腺とは無関係。
2.オキシトシン:視床下部・下垂体後葉から分泌、乳汁分泌や愛情反応に関与。
3.カルシトニン:甲状腺C細胞から分泌、血中カルシウム低下を促進。正解。
4.バソプレシン:下垂体後葉から分泌、水分保持や血圧上昇に関与。
5.パラトルモン:副甲状腺から分泌、血中カルシウム低下時分泌、カルシトニンと相反する作用。
覚えるポイント
「甲状腺のC細胞がカルシトニンを出す」という記憶ポイントを、視覚的にもイメージできるようにしましょう。例えば、C細胞は「カルシウムを減らす(Ca↓)」という言葉に「C」が対応していることから、C=カルシトニン、Ca↓ と結びつけると記憶しやすくなります。