59AM038|第59回 作業療法士国家試験 過去問
術後せん妄への対応で誤っているのはどれか。
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正解: 5
正答
5.夜間の完全消灯
この問題のポイント
術後せん妄の対応では、患者の感覚・認知環境を整えることが重要です。特に夜間の照明管理は、昼夜リズムの維持に直結しており、誤った対応はせん妄の悪化を招く可能性があります。
解説
術後せん妄は、脳機能の一時的異常で、主に感覚情報の過剰・欠如に起因します。夜間の完全消灯は、視覚刺激を完全に遮断し、患者の不安や幻覚を増幅させるリスクがあります。代わりに、夜間も薄明かり(例:フットライト)を維持することで、脳内のリズムを安定させ、せん妄の予防に寄与します。
一方、他の選択肢は臨床的に支持されています。視力補正は視覚歪みを防ぎ、脱水補正は脱水がせん妄の原因となるため必要です。見当識への刺激(例:時計の提示)は、時間認知を維持し、混乱を軽減します。早期からの運動は、脳・体の連携を回復させ、認知機能の維持に効果的です。
選択肢の確認
1.視力補正:視力低下が知覚歪みを引き起こすため、適切。
2.脱水補正:脱水はせん妄の促進因子。適切。
3.見当識への刺激:時間認知の維持に有効。適切。
4.早期からの運動:早期離床が認知機能の回復に寄与。適切。
5.夜間の完全消灯:感覚遮断により不安・混乱を増悪。誤り。
覚えるポイント
「夜間は薄明かり、完全消灯は禁」。せん妄対応では、感覚情報を「遮断しない」ことが最も重要です。