33PM69|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学柔道・施術基礎骨折治癒・後療法
骨折の修復過程で反応強度が最も強いのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1.炎症期
この問題のポイント
骨折の修復過程は、炎症期、仮骨形成期、仮骨硬化期、リモデリング期へ進みます。
骨折直後は血腫形成と炎症反応が起こり、細胞や化学伝達物質が集まります。
この初期の炎症期が、反応強度として最も強い時期です。
解説
骨折が起こると、骨や周囲軟部組織の血管が損傷し、骨折部に血腫が形成されます。
この血腫内に炎症細胞が集まり、壊死組織の処理や修復の準備が進みます。
炎症期では、疼痛、腫脹、熱感、発赤などの炎症所見が強く現れます。
その後、線維性仮骨や軟骨性仮骨が形成される仮骨形成期に入ります。
さらに、仮骨が石灰化して硬くなる仮骨硬化期を経て、骨の形や強度が力学的負荷に応じて整えられるリモデリング期へ進みます。
リモデリング期は長期間続きますが、急性の反応強度としては炎症期が最も強いです。
したがって、骨折修復過程で反応強度が最も強いのは炎症期です。
選択肢の確認
1.炎症期
正しい。
骨折直後に血腫形成と強い炎症反応が起こり、修復の出発点となります。
2.仮骨形成期
誤り。
仮骨が形成される重要な時期ですが、反応強度が最も強いのは炎症期です。
3.仮骨硬化期
誤り。
仮骨が石灰化し硬化していく時期です。急性炎症反応の強さは炎症期ほどではありません。
4.リモデリング期
誤り。
骨の形態や強度を整える長期過程です。反応強度が最も強い時期ではありません。
覚えるポイント
- 骨折修復は、炎症期 → 仮骨形成期 → 仮骨硬化期 → リモデリング期。
- 骨折直後は血腫と炎症が起こる。
- 炎症期は疼痛、腫脹、熱感が強い。
- 反応強度が最も強いのは炎症期。
- リモデリング期は長期にわたり骨形態を整える。