33PM3|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
関係法規・社会保障・医療安全公衆衛生・疫学健康概念・疫学研究
コホート研究の説明で誤っているのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1.調査期間が短い。
この問題のポイント
コホート研究は、ある要因を持つ集団と持たない集団を追跡し、その後の疾病発生を比較する研究です。
将来に向かって疾病発生を観察するため、一般に調査期間は長くなりやすいです。
したがって、「調査期間が短い」は誤りです。
解説
コホート研究では、喫煙の有無、特定の職業曝露の有無、生活習慣の違いなど、要因の有無によって集団を分けます。
その後、一定期間追跡し、疾病の発生率を比較します。
この方法では、要因と疾病発生の時間的関係を確認しやすいため、因果関係の推定に役立ちます。
また、疾病発生を前向きに観察する場合、記憶に頼る部分が少なく、症例対照研究に比べてバイアスが少ないとされます。
一方で、疾病が発生するまで追跡する必要があるため、時間と費用がかかります。
そのため、コホート研究の説明として「調査期間が短い」は不適切です。
選択肢の確認
1.調査期間が短い。
誤り。
コホート研究は追跡調査を行うため、一般に調査期間は長くなりやすいです。
2.バイアスが少ない。
正しい。
前向きに情報を集める場合、記憶バイアスなどが少なくなります。
3.仮説証明が容易である。
正しい。
要因と疾病発生の時間的関係を追えるため、仮説検証に適しています。
4.要因の有無別に疾病発生状況を調べる。
正しい。
コホート研究の基本的な方法です。
覚えるポイント
- コホート研究は、要因あり群・なし群を追跡する。
- 疾病発生率や相対危険度を求めやすい。
- 因果関係の推定に有用。
- 調査期間は長く、費用もかかりやすい。
- 「短期間でできる」はコホート研究の説明として誤り。