33AM124第33回 柔道整復師国家試験 過去問

病理学・一般臨床医学炎症・免疫・アレルギー免疫不全・アレルギー

細胞性免疫が低下しないのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正答

1.伴性無ガンマグロブリン血症

この問題のポイント

細胞性免疫は、主にT細胞が担当する免疫です。

選択肢のうち、細胞性免疫が主に低下するのは、AIDS、SCID、DiGeorge症候群です。

一方、伴性無ガンマグロブリン血症では、主にB細胞系・抗体産生が障害されるため、細胞性免疫は低下しません。

解説

伴性無ガンマグロブリン血症は、X連鎖性無ガンマグロブリン血症とも呼ばれ、B細胞の成熟障害により免疫グロブリンが著しく低下する疾患です。

免疫グロブリン、つまり抗体が不足するため、細菌感染を繰り返しやすくなります。

これは主に液性免疫の異常です。

一方、細胞性免疫は主にT細胞が関与します。

AIDSではHIV感染によりCD4陽性T細胞が減少し、細胞性免疫が低下します。

重症複合型免疫不全症〈SCID〉では、T細胞とB細胞の両方、またはその機能が重度に障害されます。

DiGeorge症候群では胸腺低形成によりT細胞の成熟が障害され、細胞性免疫が低下します。

したがって、細胞性免疫が低下しないものは伴性無ガンマグロブリン血症です。

選択肢の確認

1.伴性無ガンマグロブリン血症
正しい。
B細胞成熟障害により抗体産生が低下する疾患です。主に液性免疫の異常であり、細胞性免疫は基本的に保たれます。

2.後天性免疫不全症候群〈AIDS〉
誤り。
HIVによりCD4陽性T細胞が障害され、細胞性免疫が低下します。

3.重症複合型免疫不全症〈SCID〉
誤り。
T細胞系とB細胞系の両方に重い障害があり、細胞性免疫も低下します。

4.ディジョージ症候群
誤り。
胸腺低形成によりT細胞が減少し、細胞性免疫が低下します。

覚えるポイント

  • 細胞性免疫はT細胞が中心。
  • 液性免疫はB細胞・抗体が中心。
  • 伴性無ガンマグロブリン血症はB細胞系の異常。
  • AIDSはCD4陽性T細胞が減少する。
  • DiGeorge症候群は胸腺低形成によりT細胞障害。
  • SCIDは細胞性免疫と液性免疫の両方が障害される。

関連問題

33AM12333AM125
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)