33AM114|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
正常歩行時の筋活動を測定した図を示す。前脛骨筋はどれか。

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正解: 3
正答
3.C
この問題のポイント
この問題では、正常歩行における前脛骨筋の筋活動パターンを図から読み取ります。
前脛骨筋は足関節の背屈に働く筋です。正常歩行では、主に次の2つの時期に活動します。
- 初期接地から荷重応答期
- 遊脚期
図では、Cの波形がこの特徴に最もよく一致します。
解説
前脛骨筋は、下腿前面にある筋で、主な作用は足関節背屈です。歩行では、足先を床に引っかけないようにすることと、踵接地後に足底が急に床へ落ちるのを防ぐことが重要な役割です。
図の上段では、歩行周期が「遊脚期 → 立脚期 → 遊脚期」と示されています。各波形は、歩行中の筋活動の強さを表しています。
前脛骨筋の活動は、次のように考えます。
まず、初期接地から荷重応答期では、踵が接地した直後に足関節が急に底屈しないよう、前脛骨筋が遠心性に収縮します。これにより、足底が床に叩きつけられるフットスラップを防ぎます。
次に、遊脚期では、つま先が床に引っかからないように足関節を背屈位に保ちます。これにより、足部のクリアランスが確保されます。
図のCは、立脚期の開始直後に大きな活動があり、その後いったん低下します。また、遊脚期にも活動がみられます。この二相性の活動パターンが、前脛骨筋の特徴です。
図で見るポイント
前脛骨筋は、立脚期全体で持続的に強く働く筋ではありません。初期接地付近と遊脚期に活動する波形を探します。
選択肢の確認
1.A
誤り。
Aは立脚期の中盤から終盤にかけて活動が増え、立脚終期付近で高い活動を示しています。これは前脛骨筋の「初期接地から荷重応答期」と「遊脚期」に活動するパターンとは一致しません。
2.B
誤り。
Bは立脚期の前半で大きく活動し、その後は低下する波形です。前脛骨筋では遊脚期にも足関節背屈を保つための活動が必要であり、Bの波形はその典型パターンとはいえません。
3.C
正しい。
Cは立脚期開始直後に大きな活動があり、立脚中期で低下し、さらに遊脚期にも活動がみられます。これは、踵接地後のフットスラップを防ぎ、遊脚期につま先を上げる前脛骨筋の活動パターンに一致します。
4.D
誤り。
Dは遊脚期の一部や立脚期への移行部で大きな活動がみられますが、前脛骨筋に特徴的な初期接地から荷重応答期と遊脚期にみられる二相性の活動パターンとは一致しません。
覚えるポイント
- 前脛骨筋は足関節背屈筋です。
- 初期接地から荷重応答期では、遠心性収縮でフットスラップを防ぎます。
- 遊脚期では、足関節を背屈位に保ち、つま先の引っかかりを防ぎます。
- 図では、初期接地付近と遊脚期に活動する波形を選びます。
- この問題では、前脛骨筋の活動パターンを示すCが正答です。
