32PM69|第32回 柔道整復師国家試験 過去問
生理学・運動学神経機能・身体所見末梢神経麻痺・足部変形
神経麻痺と症状の組合せで誤っているのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
神経麻痺では、支配筋の働きと特徴的な変形・歩容を結びつけます。
ハサミ足は閉鎖神経麻痺ではなく、脳性麻痺などの痙性麻痺でみられる歩容です。
解説
総腓骨神経麻痺では、前脛骨筋などの足関節背屈筋が障害され、足関節背屈が困難になります。その結果、下垂足がみられます。
長胸神経麻痺では前鋸筋が麻痺し、肩甲骨を胸郭に固定できなくなるため翼状肩甲がみられます。
後骨間神経麻痺では、手指伸筋が障害され、手指の伸展が困難となり下垂指がみられます。
閉鎖神経は大腿内転筋群を支配します。閉鎖神経麻痺では股関節内転障害がみられます。ハサミ足は内転筋の痙縮で下肢が交差する歩容で、脳性麻痺などで重要です。
神経損傷で見るポイント
総腓骨神経は下垂足、長胸神経は翼状肩甲、橈骨神経系の後骨間神経は下垂指と整理します。
選択肢の確認
1.総腓骨神経-下垂足
記述としては正しい。
総腓骨神経麻痺では足関節背屈が障害され、下垂足がみられます。歩行時には鶏歩を示すことがあります。
2.長胸神経-翼状肩甲
記述としては正しい。
長胸神経麻痺では前鋸筋が麻痺し、肩甲骨内側縁が浮き上がる翼状肩甲がみられます。
3.閉鎖神経-ハサミ足
正答。記述としては誤り。
閉鎖神経麻痺では大腿内転筋群が障害され、股関節内転が弱くなります。ハサミ足は内転筋痙縮により下肢が交差する歩容で、脳性麻痺などでみられます。
4.後骨間神経-下垂指
記述としては正しい。
後骨間神経麻痺では手指伸筋が障害され、手指の伸展が困難になり下垂指を示します。
覚えるポイント
- 総腓骨神経麻痺は下垂足。
- 長胸神経麻痺は翼状肩甲。
- 後骨間神経麻痺は下垂指。
- 閉鎖神経麻痺は股関節内転障害。
- ハサミ足は痙性麻痺でみられる歩容。